護岸工事について
日本は災害天国です。毎年何らかの形で災害が起こり、犠牲者も出ています。人災ならばなんとか防げるものの、天災に関してはどうしようもありません。そこで護岸工事です。
護岸工事がすすめば、川の氾濫を防ぐことに繋がります。
栃木県の河川でも護岸工事が行われています。
日本は天災が多い国
令和2年7月3日~7月31日にかけて発生した「令和2年7月豪雨」は、甚大な被害を出しました。熊本県では1060ヘクタールが浸水し、64人の犠牲者も出てしまいました。被害は福岡県にも及び、浸水被害も出ています。水没した車から夫婦が発見されるも、生還することはありませんでした。インフラにも大きな影響が出て、土砂流入により鉄道は麻痺。高速道路に至っては泥水流入や土砂崩落の被害も出ています。海上保安庁や自衛隊も出動したものの、人の手でできる範囲は限られています。
ニュースにも大きく取り上げられていたので、記憶に残っている方も多いでしょう。今後同じような被害が起こらないという保証は、どこにもありません。明日、近所で発生してもおかしくないのです。
護岸工事で抑えられる被害
たらればを言い出すときりがありませんが、護岸工事が進んでいたら被害は抑えられたかもしれません。そもそも川の氾濫は大雨で川の水が増大し、流れが強くなったことにより発生したものです。川の流れが強くなると川岸が削られ、氾濫を起こします。そこで川岸をコンクリートで固めることにより、川岸が削られるのを防ぐ役割を担っているものです。
工事を進める場所は、栃木の会社であれば過去に氾濫を起こした箇所です。
護岸工事は無駄じゃない
公共事業はかなり難しく、反対の声があるのも事実です。「税金の無駄」との声もあがっており、役所が懐を潤すだけのものと考えているかたも少なくないでしょう。
しかし、人の命はお金でどうにかできるものではありません。何度も述べるようですが、日本に住んでいる限りいつどこで天災に見舞われるのかわからないのです。護岸工事は、人の命を守る大切なお仕事。人の命を守るのに、無駄もへったくれもありません。