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市販サツマイモは60品種!紅はるかの順位は?

サツマイモって、何種類ぐらいあるのでしょうか。鹿児島などさつまいもの大生産地は事情が違うかも知れませんが、全国の一般的な食品スーパーでは「サツマイモ」という表示で、せいぜい1種類か2種類が売られているだけです。コメが何種類も売られているところからすると寂しい気もしますが、さすがに主食と比べては分が悪いでしょうか。今回はサツマイモの品種について紹介していきます。
農林水産省のホームページによると、2018年に栽培されたサツマイモの主要品種は、約60品種だったと報告されているそうです。「主要品種」ではないものがどれぐらいあるのか分かりませんが、少なくとも60という数字は直感的に「多い」と思いませんか?

作付1位はコガネセンガン

それでは、その60種類の中でも、特に収穫量が多かったのは、どういった品種なのでしょうか。1位はコガネセンガンで、作付面積に占めるシェアは21%でした。2位はベニアズマでシェア19%、3位は高系14号でシェア12%、4位はシロユタカでシェア10%、5位は紅はるかでシェア10%です。
これら上位の品種が何に使われているのでしょう。同じく農林水産省のホームページによると、1位コガネセンガンは芋焼酎の原料として、ベニアズマと高系14号、紅はるかは生食用として、シロユタカは、でん粉の原料用として活用されているようです。
ちなみに、日本いも類研究会(東京)のホームページでは、それぞれの品種の特徴を詳しく解説しています。例えば1位コガネセンガンは収穫量が多くなりやすい品種で、でん粉用の品種ではあるが、食用としても多く用いられているという説明です。5位の紅はるかは食味が良く、外観が優れる食用の品種であり、品質に優れたものが多くなる傾向がある、という内容の紹介です。この辺りを見ても、たくさん収穫しやすい品種が焼酎の原料になり、見た目や味が良くなりやすい品種が食用になり、とうまく棲み分けできている様がうかがえますね。