緊急時に対応する医療器材セットを歯医者さんにも常備しておくことが推奨されています。
できれば救急用医療器材セットが使われることがないように願いますが、絶対にないとは言い切れません。
もしもの時のために救急用の医療器材セットがあるのです。
どんな時に必要になるの?
実際に歯医者さんで起きた事故は、麻酔薬によるアナフィラキシーショックで子供さんが亡くなるという痛ましいものでした。
生まれて初めて使用する麻酔薬には十分な注意が必要です。
1回目は大丈夫でも2回目に使用するときにアナフィラキシーショックを起こすことがあるのです。
また痛いのをずっと我慢して治療を受けていると交感神経が興奮状態になり、心拍や血圧が上昇します。
その状態を長く続くと突然、副交感神経が優位になり、急激に心拍や血圧の低下が起き、意識を失うことがあるのです。
このような症状をデンタルショックなどと呼ばれていて歯医者さんで起こりやすい事故の一つと言われています。
もしも事故が起きてしまったら
歯医者さんでは十分なカウンセリングや痛くない治療など事故が起きないよう対策を行っていますが、もしも起きてしまった時には救急用医療セットで対応しつつ、救急要請を行うなどの処置が行われます。
もしもの時のために医療セットを常備しておくだけでなく、使い方についても十分確認しておくことが重要ですね。