総合建設業と聞いたときに、どんなものかを即答できる人はそういらっしゃらないと思います。身近なものが関わっているのですが、あまり広く知られていません。さいたまで総合建設業を営む会社では、建築に関するスペシャリストたちが、建設工事全体のマネジメントをトータルで請け負っています。
総合建設業とは
総合建設業とは、生活基盤に欠かせない水道や道路などを整備する「土木一式工事」と建物を建てる「建築一式工事」のどちらも扱っている建設会社のことです。ゼネコン(ゼネラルコントラクター)とも呼ばれます。建設という言葉が使われるのは、建物を建てる建築だけでなく、基盤工事を行う土木を含めるためです。
実際に作業するよりは、作業時の工程管理や安全管理などのマネジメントを担当します。
特に東京、千葉、神奈川、埼玉などの首都圏では、大規模な工事が多く重要な役割と言えます。
土木とは
土木のお仕事は道路やダム、トンネルなどの公共物を整備して使いやすくすることです。
地面の下が土木の仕事と言われることもあるようです。仕事内容としては、下記になります。
・営業
・設計
・測量
・整地
・施工計画
・安全管理
実際に土木工事の現場で働く人を「土木作業員」と呼びます。私たちの生活は土木作業員の方々に支えられているといっても過言ではないでしょう。
建築とは
建築は、地面より上の仕事で、建物を建てることです。新たに建てるだけでなく、建物の増築をおこなったり、建物の移動をおこなったりすることも含まれます。建築物には定義があり、建築基準法の第二条では下記のように定義されています。
「土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの(これに類する構造のものを含む。)、これに 附属する門若しくは塀、観覧のための工作物又は地下若しくは高架の工作物内に設ける事務所、店舗、興行場、倉庫その他これらに類する施設(鉄道及び軌道の 線路敷地内の運転保安に関する施設並びに跨線橋、プラットホームの上家、貯蔵槽その他これらに類する施設を除く。)をいい、建築設備を含むものとする。」
建築はまず計画を建て、設計を建てた上で行われます。その後、契約の確認を行い、工事に着工。工事が完了したのちに、使用ができるという流れです。