愛媛県松山市で測量設計を手掛けている会社があります。
愛媛県は吉野川、仁淀川、重信川、肱川、渡川の5水系の一級河川が流れています。
道後平野を形成している重信川は松山市を河口に瀬戸内海へと流れていますが、昔から暴れ川として幾度もその流れが変わっているそうです。
かつては伊予川と呼ばれていたのですが、豪雨のたびに氾濫を繰り返す河川の改修を行った人の名前から重信川と呼ばれるようになったとか。
昔から河川の改修工事には苦労していたんですね。
インフラ設備を支える測量設計
現在でも豪雨災害を防ぐために、氾濫対策などの河川の安全度を高める改修計画を立案し、改修に当たっています。
特に最近の気候は予測できないような大雨が多く、全国で災害が発生しているので、常に河川の流れや周辺の土砂の堆積を予測して改修設計を行う必要があります。
このような河川改修設計を行っているのが測量設計です。
地域の安心安全な暮らしのためにインフラ設備を整える重要な仕事ですね。
測量設計の活躍の場は河川だけでなく、道路の改良設計や、ダムの堤体調査など様々です。
また今後起こり得る自然災害を予測して、対策や事前の備えについて計画を立てる災害復旧計画も測量設計の分野になります。