ちえぶろ

時間を上手に使うコツや生活の知恵をお届けします!

お気に入りのものだけに囲まれてシンプルに心地良く暮らす

私は、中学2年生のときに自分だけの部屋が出来たことをきっかけに片付けが大好きになりました。


そして収納が得意になったことで生活に弊害が生まれてしまいました。


それは、自分の持ち物が増えてしまって持ち物ひとつひとつへの思いが薄れたことです。


特にお洋服がそうでした。


私は高校生の頃、アルバイトをして得たお金でお洋服を沢山買っていて、クローゼットはいつもパンパンの状態。


それなのに「着たい服がない」と、自分の持ち物に満足出来ずにいました。


ある時、書店で何冊かの本が目に留まりました。


それらの表紙や目次には「少ないもので丁寧な暮らし」「お気に入りに囲まれて豊かに暮らす」このようなワードが並んでいて、思わずわくわくしました。


ここでやっと自分は物を持ちすぎていて、大切に使えていないと気が付きました。


仕舞うことは持ち物を大切にすることとは真逆の行為でした。


そうして私は、大切な物だけを持つ生活を目指しはじめました。

 

クローゼットの見直しから

まずクローゼット(ワードローブ)を見直すことをおすすめします。


私がクローゼットを見直してみて感じたメリットは以下の通りです。

  1. 毎朝の身支度にかかる時間を減らすことが出来た。
  2. お気に入りのお洋服を着ると気分が良いので毎日のご機嫌度が上がった。
  3. 衣替えが不要(シーズンごとによく着るお洋服を手に取りやすい位置に掛け替えるだけ)になった。
  4. お洋服の数は減ったのに「お洒落」と言われることが増えた。
  5. ハンガーラックのスペースに掛けられる分のお洋服しか持たなくなったことで畳む手間がなくなり家事が楽になった。
  6. お洋服1着ずつにかけられるお金が増えるので、上質なものを揃えることが出来てコストパフォーマンスが良い。


(また、流行りのお洋服をプチプラで買った場合、着る頻度が少なければ高い買い物と言えますが、手持ち服の数が少なくてプチプラのお洋服を着る頻度が増えるのであればワンシーズンで着倒してもコストパフォーマンスは良いといえます)


このようにクローゼットが変わると、靴や鞄、アクセサリーの見直しにも効果的です。


手持ちの服をしっかりと把握することでコーディネートしやすくなるからです。


このクローゼットの見直しが終わったら、次に取り掛かるのはコスメです。


コスメはサイズが小さいので収納スペースをとりにくく、いつの間にか増えてしまうものですが、ほとんどの使用期限は3ヶ月?1年間なので使い切れていないことが多いです。


ですが、直接肌に触れるものなので、古くなったコスメを使うことは極力避けたいところ。


コスメを減らすときの数の目安としては、「1パーツに1つか2つのアイテム」と決めると良いかも知れません。


アイシャドウやチークなど、ひとつあれば十分です。


むしろ2つ以上あると1年以内に使いきれない可能性が高まりますよね。


コスメはこのように、使用期限を考えれば手放しやすいと思います。

見直しをはじめたわけ

ではなぜ、私がクローゼット(ワードローブ)やドレッサー(コスメ)から見直しを始めたのか。


それは、同居する家族が居ても、彼らを言い訳にせずまず第一歩を踏み出しやすい場所・ジャンルだからです。


お洋服やコスメは自分の持ち物なので手をつけやすく、意識も高い部分です。


いきなり大きく「目につくところから!」とリビングの見直しから始めようとせず、まずは自分だけでコントロール出来るところから始めてみましょう。

まとめ

このような「お気に入りの少ないものに囲まれて心地良く暮らす」ことを実践している方たちを「ミニマリスト」「シンプリスト」と呼び、この逆の生活をしている方たちは「マキシマリスト」と呼ぶようです。


以前の私は完全に隠し上手なマキシマリストでした。


数ヶ月前までお洋服は100着近くありましたが、ようやく半分ほどに減らせました。


今ではクローゼットを開けることが楽しくて、お気に入りのスペースになりました。


本棚も見直しましたが、やはり気持ちが良いです。


私が書店で目にして手に取った本で言う「豊かな生活」とは、物量的な意味ではなく、心の豊かさのことであると感じる日々です。


おうち全体を見直すにはかなり時間がかかると思いますし、1度見直したら終わりなのでは無く、定期的に繰り返しながら日々の暮らしのことを振り返りその時々の状況に合わせてより良く更新していくことで「心地良い暮らし」が保てるのだと思います。