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広島市で訪問介護事業所を開設するには?

中国地方の都市として発展している広島市。団塊世代が65歳以上の高齢者となる中、市の高齢化率は26.1%と過去最高を記録しています。介護認定を受ける人も年々増加傾向にあり、広島市では訪問介護サービス事業所の整備がより必要になっています。

訪問介護とはどのようなサービス?

訪問介護(ホームヘルプサービス)とは、高齢者が自宅で自立した生活が送れるよう、介護職員が身の回りの支援を行うことです。サービス内容は食事や入浴、排泄などの「身体介護」、買い物や通院、掃除や洗濯などの「生活援助」の2種類があります。
広島市では単身や夫婦などの高齢者世帯が増えており、日常生活でちょっとした支援が必要な人には特に需要のあるサービスのひとつです。

広島市で訪問介護事業所を開設するための手続き方法は?

広島市では、介護保険制度のサービス事業所の開設には指定申請が必要です。まずは、施設の設計図面や設備基準などが条件を満たしているかどうか、市の担当課で事前相談を行います。1時間ほどかかるため、電話で予約が必要とのことです。
指定申請は、すべての申請書が揃った段階で受理されます。指定月の前々月末日が期限のため、できるだけ早めに相談や申請を進めることが大切です。さかのぼり申請は行っていないので、遅れないように気をつけましょう。受理されたら手数料の納付書が渡されます。支払後の領収書の提出も必要なので、忘れずに手続きしてくださいね。
ちなみに、訪問介護のほかにデイサービスなどをあわせて実施する場合、別途追加申請手続きが必要です。ホームページにも詳細が載っていますので、提出書類などを確認しておきましょう。

広島市のニーズに合った訪問介護事業所の開設が期待される

今回は主に申請手続きについて解説しましたが、開設には当然ながら介護職員の人材確保や物件探しなども必要です。広島市内には300件以上の訪問介護事業所があり、どの区にもまんべんなく設置されている印象ですが、そのうち通院等の介助を行う事業所は1割ほどでした。そういった地域の特徴を踏まえ、より市民のニーズに合った訪問介護事業所が必要とされていくでしょう。