長野県では障がい者のための就労支援が数多く行われています。
しかし、一言で就労支援といっても、実はいくつかの種類があり、その支援も異なったものとなっています。
今回は、長野県にある障がい者就労就労支援施設をテーマに解説します。
長野県の障がい者就労支援とは?
長野県でも多くの場所で障がい者のための就労支援が行われています。
これは、本人の希望を聞き取ったうえで、必要な職場を紹介したり、あるいは就労するにあたっての支援を行ったりする施設を指します。
さらに、より効率的な支援が行えるように次の3つの支援に分けて行われていることがほとんどです。
1.就労移行支援型
2.就労継続支援A型
3.就労継続支援B型
これら3つの就労支援はどのようなものなのか、それぞれ解説していきましょう。
長野県にある就労移行支援型・就労継続支援A型・就労継続支援B型の違いは?
まず、就労移行支援と就労継続支援では、その目的自体が異なります。
就労移行支援は、どちらかといえば、職業訓練的な意味合いを持ち、就労継続支援は、就労の機会を提供することを目的としています。
つまり、より本格的な就労に近いのが就労継続支援になります。
また、対象者も就労移行支援の方がより一般企業への就職を目指す仕事に近い支援になり、就労継続支援は、かつての授産施設的な意味合いのある支援です。
また、報酬の面でも大きく異なります。
就労移行支援は、あくまで職業訓練なので報酬は発生しません、一方で就労継続支援は、報酬が発生します。
このように大きく異なる点が挙げられ、長野県でも全国と同じで以上のような違いによって運営されているのです。
次に就労継続支援A型と就労継続支援B型は、ほとんどの面で同じですが、最も異なるのが月収と雇用契約の有無、年齢制限です。
月収はA型の方がB型よりも高額になります。
これは雇用契約を結んでいるか、いないかの違いです。
A型は雇用契約が結ばれていますが、B型は結ばれていません。
そのため、A型の方が就業時間が雇用者側によって決められているなど制約があります。
また、年齢制限も設けられており、A型が65歳未満なのに対し、B方は年齢制限がありません。